桜井甘精堂

将軍家への献上品にもなった、小布施の栗。

栗の産地として広く名前が知られている、長野県小布施町。

その歴史は古く、一説ではおよそ600年前の室町時代に始まったといわれています。
豊かな自然と酸性の土壌、そして、内陸盆地特有の気候は栗の栽培に最適。
小布施で収穫される栗は品質の高さから、江戸時代、将軍家への献上品として愛され、名を広めていったとのことです。

「桜井甘精堂」は小布施で栗を使用したお菓子を作る、200年以上の歴史を誇る老舗です。
伝統の技術で生み出されるお菓子は、栗の魅力を存分に引き出した逸品ばかり。
脱着色剤・保存料などの添加物を使用せずに素材そのものの美味しさを伝える、小布施の老舗をご紹介いたします。

創業より200余年、信州・小布施に息づく老舗。

200余年の時代を超えてなお、今も愛され続けている信州・小布施で栗菓子を作る老舗「桜井甘精堂」。
その歴史は1808年、将軍家への献上品として重宝されていた上質な栗を使用し、菓子を生み出したことに始まります。

「桜井甘精堂」の栗菓子の魅力は、栗のもつ魅力を存分に楽しめるということ。そのため、菓子作りに余計なものは使用していません。
栗ようかんであれば、栗・砂糖・寒天、栗かの子であれば、栗・砂糖、など。シンプルな素材だからこそ楽しめる、シンプルな美味しさ。

それは、素材の良さに直結しています。
厳選された素材の良さを引き出すため、丁寧に丹念に、職人が手をかけていく。全ては栗の風味を、魅力を活かし、楽しんでもらうためです。

素朴な見た目は、素材そのものの魅力。

とても痛みやすく、変色しやすい栗。漂白・着色などできれいな色合いを保つことはできますが、同時に、豊かな風味が損なわれてしまいます。
「桜井甘精堂」の栗菓子は、栗のもつ魅力をたっぷりと楽しんでもらうため、そういった添加物を一切使用していません。
素朴でやさしい色合いは、栗の色、素材の色そのものの色合いです。

そのこだわりは、製造過程にも息づいています。
たとえば、栗あんと栗の甘露煮を混ぜ合わせてできるぽってりと上品な甘さの栗かの子は、ひとつひとつ丁寧に手作業で容器に詰められています。
繊細で奥深い味わいや品質に影響を与えないよう、昔から変わることのない作業です。
見た目よりも美味しさを、効率よりも品質を。
200余年の歴史をもつ老舗が、今も守り続けている思いです。

栗菓子の老舗がおくる洋菓子「小布施浪漫シリーズ」

栗かの子や栗ようかんなど、栗を使用した和菓子を多く製造している「桜井甘精堂」。
「小布施浪漫シリーズ」は「桜井甘精堂」がおくる、洋菓子のラインナップです。

たっぷりの栗を混ぜ込んだフィナンシェをはじめとし、大粒の栗を丸ごと包んだマロンパイやマロンクリーム入りのソフトクッキーなど、200余年の歴史の中で培われて来たノウハウを活かし生み出される洋菓子は、老舗ならではの技術と経験が息づいたものばかり。

和菓子とは一味違った栗の魅力をたっぷり楽しむことができると、観光のお土産としてだけではなく、地元の人たちからも高い支持を得ています。

小布施で愛され200年桜井甘精堂: 長野県小布施町で200年の歴史を誇る「桜井甘精堂」、栗を使用した和菓子・洋菓子を製造販売している老舗です。厳選された栗を丁寧に仕込み生み出されるお菓子は、素朴ながらも素材の魅力を存分に楽しめる逸品ばかり。栗菓子の製造だけではなく地域の活性化に根差した活動も行っており、地元の人たちからも高い支持を得ています。